
いま、人類が直面している地球温暖化など地球規模の環境問題、資源エネルギー枯渇の問題。そして世界の人口も人類誕生から約400万年かけ、ようやく10億人に達したのに対して、そこからわずか約180年でその6倍の60億人に達しました。20世紀はまさに、資源エネルギーを一気に食いつぶす特殊な100年であったといえるでしょう。こうした深刻な問題にはたして解決へ導く答えはあるのでしょうか?
実はこの答えの原点は日本人の生命の奥底にインプットされた縄文時代の記憶にさかのぼります。約1万3000年前に始まる縄文時代は、日本人が約1万年以上にわたって森が育む自然の環境システムのなかで豊かな暮らしをし続けてきた、世界最長の持続可能な文明社会でした。森が生む持続可能な林産資源だけを無駄なく活用し、森林を破壊することなく、それでありながら高度な建築技術や食料加工技術を駆使した豊かな生活を営んでいました。
また、江戸時代は、現在でも世界的に評価されている環境調和型の社会でした。
たとえば、各藩に山役人を大量に置いて活用すべき森と守るべき森をしっかり区分けし、実に数百年先も見越した森林の管理を行っていました。それだけでなく、江戸時代は古紙をはじめとして古着、傘、ごみ、肥くみなど、あらゆるものがリサイクルされていたのです。
さらに江戸時代の庶民の生活などでも、打ち水やよしず、すだれ、さらに朝顔などの緑を使ってエネルギーを節約する知恵を生み出していました。光と風と緑を水といった自然を活かした省エネルギーの知恵はこの時代に生まれてきたのです。
そして現在、地球規模の環境問題や資源エネルギー枯渇問題のソリューションと期待される太陽光発電、燃料電池、電気自動車といった最先端技術も、実は日本が世界をリードして、開発、普及が進められています。日本人の古来からの知恵と日本人が生みだした最先端技術“Japan Cool(ジャパンクール)”。その知恵と技術を集め、資源エネルギーを大量消費していた20世紀の100年を大きく転換させるための一つの点を打ちました。
それが、あるべき家の姿を示した“クールアースモデル住宅”なのです。
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