子どもたちが安全、安心して穏やかに成長できる「キッズデザイン賞」の誕生

キッズデザインの家づくりをするということ
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子どもたちが安全、安心して穏やかに成長できる「キッズデザイン賞」の誕生子どもたちが安全、安心して穏やかに成長できる「キッズデザイン賞」の誕生

「子どもが回転ドアに挟まれて死亡」

2004年3月26日、オープン以来、東京の新しい観光地となっていた六本木ヒルズを、母親と一緒に観光に訪れていた六歳の男児が正面入り口の自動回転ドアに頭を挟まれ、病院に運ばれ、二時間後に死亡しました。いまも多くの人の記憶に残る痛ましい事故です。

この悲劇を一つの悲劇で終わらせてはいけないと考えた人たちがいました。
そして、子どもの安全・安心を向上させるようにデザインされた製品やコンテンツを顕彰することで、子どもたちが安全、安心で健やかに成長できるように環境を整えていこうと賞をつくりました。
これが、経済産業省の後援を得たNPO法人キッズデザイン協議会が始めた「キッズデザイン賞」です。

キッズデザイン賞は、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」という三つの基本理念のどれかを満たしていることが求められます。

2007年の第一回キッズデザイン賞では、保育用品・教具の製造販売や施設の建設設計を行っている株式会社ジャクエツが大賞を受賞したほか、万が一飲み込んで喉に詰まっても窒息を防げるペン、授乳時に赤ちゃんの耳管にミルクが流れ込まないような形の哺乳びんなど、さまざまな工夫がこらされた商品が受賞しました。

子どもの未熟な能力では察知できない危険をさりげなく取り除くことで、子どもの安全・安心はぐっと増していきます。そうした配慮をしてつくられた商品や空間は、子どもにはもちろん、高齢者にとっても、誰にとっても、安全で使いやすく、安心なものになります。


2010年の第四回キッズデザイン賞において、子どもの安全・安心に配慮したアイフルホームの取り組みのうち、「セシボ」を含め3項目において、キッズデザイン賞を受賞しました。
審査員から「従来、外溝と呼ばれていた庭を再考し、システム化させて家と一体化し、ライフステージに合わせて可変性を持たせ、子どもや家族の環境感性を育む。土の安全性に対する配慮もある」と高く評価されました。


次は②  キッズデザインの家作りとは
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あなたはどのような子どもに育てたいですか?
子育てにとって大切なことはなんでしょうか?
セシボに込めたアイフルホームの想い
子どもと家族が一緒に育つ家づくり。それがセシボに込めたアイフルホームの想いです。