思い出を刻む、思い出を育む家に住むというこ

セシボに込めたアイフルホームの想い
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そして、強育、興育、郷育

次に「強育」。
子どもの「感じる力」や「発見する力」を引き出す、生き物づくりの新しい庭の提案です。
これまで庭は、外構として家とは別に考えられていました。それに対して「セシボ」では家と庭を一体としてとらえ、[家+庭]が家庭なのだというコンセプトで庭がつくられました。庭で野菜や果樹、花を育て、季節の変化を楽しみ、収穫する喜びを知る。動植物の小さな命に触れることで豊かな感性、ぬくもり、家族の絆や暮らしのゆとり、潤いを育む場とします。セシボの庭には、地域の多様な生物が混在し、鳥や蝶が訪れ、野菜や果物、ハーブなど実りをもたらします。
そして何かがそこにいるだけでさまざまな発見ができる、まさに不思議体験の庭なのです。こうした「庭」はそれを活用して何かを創造する自然環境学習のワークショップの場にもなり、生命や自立の大切さを学ぶとともに、家族と一緒に知恵を出していろいろな困難を乗り越えて何かを達成することを覚える「強育」の場となっていくのです。

また、「興育」。子どもの想像力や表現力を伸ばす助けになるように、いつでも手の届くところにスマートに辞書や絵本を置いておける「どこでも辞書」、壁にも思いきり絵が描けるクリエイティブウォール、子どもの絵や作品、家族の写真などが飾れ、子どもの興味や関心を育む夢づくりのためのインテリアの提案です。
家族の絆を育みながら、創造力や感受性、感動する心を育み、コミュニケーション力、自己肯定力を養う「興育」の場づくりです。

さらに「郷育」。リビング、ウッドデッキ、ファミリースペースの新しい使い方の提案です。ここでは近所の方々、友人など多くの地域の人々や自然と触れ合える空間をつくりました。こうしたスペースで地域でとれた食材やハーブなどを使って、地域の方々とバーベキューなども楽しめます。

現代の子どもたちは地域社会と無関係に、ネットやゲームで偏ったコミュニケーションをとる傾向があります。そのためごく限られた人や子ども同士のつきあいだけで、自分や自分の家族と異質な人との出会いや葛藤、それを乗り越えることで得られる他者への理解や自己洞察の機会を失っています。
家族だけではなく、友人や地域の方々など、いろいろな人たちとのつながりは、子どものコミュニケーション力や社会性、互助性を育みます。 集いが育む「郷育」なのです。


思い出を刻む、思い出を育む家に住むということ

セシボにはもう一つ大変重要な特徴があります。それは、子どもが学校などでつくった作品や、家族との共同作業やワークショップなどで生まれた作品、あるいは子どもにとってとても刺激的で楽しかった体験の写真などや印象深い絵本など、しっかりと思い出として刻み、それを大切にディスプレイしてあげるというものです。「思い出ドア」や「思い出ミュージアム」や「家族図書館」などです。

子どもにとっての作品は、何かを発見したり、誰かとの絆が生まれたりした大切な記憶です。
それを捨て去ってしまうのではなく、きちんと思い出として刻み、尊重し、月日が流れてもその記憶がよみがえってくるような家をつくってあげることが重要なのです。
それによって、子どもに生まれた絆をしっかりと育み、その絆を心の支えとして強く生きていく力を身につけていくことができるのです。
守りたいモノがあるとき、守りたい人がいるとき、強く生きていくことができます。
傷ついたとき、つまずいたとき、その「思い出」とともに育んだ絆を思いおこすことで何か勇気がわいてくるでしょう。
人気テレビ番組「世界一受けたい授業」の講師としても有名なユニバーサルデザイン総合研究所所長の赤池学さんは、セシボを「住み暮らすうちに思い出や家族の記憶が蓄積されていく、そうやって家の値打ちは上げていくものなのです。」と評価しています。


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子育てにとって大切なことはなんでしょうか?

キッズデザイン=子ども目線の家づくりは子どもから高齢者まで、みんなのための家づくりです。