どんな家をつくるかによって、わたしたちの子どもの将来が大きく左右されていくのです。

どのような子ども育てたいですか
13
すべての大人はみんな子どもだった

「すべての大人はみんな子どもだった」

これはフランスの歴史家フィリップ・フリエスの有名な言葉です。
みなさんも必ず赤ちゃんのときがあり、少年、少女時代があったと思います。

そして、つい忘れがちですが、いま置かれている立場や生き方、そして悩みなども、子ども時代から現在までの、すべての育みの積み重ねの上に成り立っているといえます。

野球の世界で、世界でもトップレベルの活躍をしているイチローや、ノーベル賞受賞記者会見をしている益川敏秀、小林誠両教授を見て、将来こんなふうになる子どもに育てたいとか、昨今の様々な陰惨な事件の容疑者を見ると、わが子にはこうならないように育ってほしいと思う方も、多くいらっしゃるかもしれません。

昨日は大人のしたこと、明日は子どものすること。いま、私たちのまわりにあるさまざまな最先端技術も、さまざまな深刻な社会問題も、いまの「大人」が「子どものときの育み」の総体として現われてきたものなのです。明るい未来を招き寄せるか、暗い未来を招き寄せるかは、私たち大人がどんな育みの環境を子どもにつくってあげられるかに大きく左右されます。

あなたはお子さん、あるいはお孫さんをどんなふうに育てたいですか。将来どんなふうになってほしいですか。また、あなたの子どもの世代は、将来幸せに暮らせる環境にあると思いますか?

わたしたちは、この問いへの答えとして、いちばん大切なことなのに、見逃してしまいがちなことがあると思っています。それが、“子どもの育み”と“家”との関係です。

“家”は一生でいちばん大きな買い物です。
そして、子どもの時代からいまに至るまで、あなたがいちばん長くいた場所は”家“でしょう。どんな家をつくるかによって、わたしたちの子どもの将来が大きく左右されていくのです。


子どもの「幸福度」が低い日本。子育てにとって大切なことはなんでしょうか?

ユニセフ(国連児童基金)が2007年にOECD(経済協力開発機構)加盟国の21カ国を対象に子どもの「幸福度」に関する調査をしました。

「自分は孤独だと感じるか」という質問(対象は15歳)に「はい」と答えた割合は、日本が第一位で29.8%にもなりました。ほぼ3人に1人が孤独を感じているわけです。
また、「自己肯定感(自尊心)の調査として「自分は不器用だと思う」という質問に「はい」と答えた割合も日本が18.1%で最高でした。

なぜ、日本のこどもたちの「幸福度」は低いのでしょうか?

これに関してはさまざま評論家がいろいろな立場で分析をしていますが、育みのなかに何か問題があろうことだけはわかります。

こうしたなかで、親たちもどうやって子育てをしたらいいのか、自分の子育ては何かとんでもない間違いをおかしているのではないか、取り返しのつかない病気やケガ、犯罪に遭いはしないか、教育にお金がかかりすぎる・・・・悩みはつきません。


次は②  「子どもの育み」10の原則
13
キッズデザインの家づくりをするということ
キッズデザイン=子ども目線の家づくりは子どもから高齢者まで、みんなのための家づくりです。
セシボに込めたアイフルホームの想い
子どもと家族が一緒に育つ家づくり。それがセシボに込めたアイフルホームの想いです。