赤ちゃんにゲップをさせるコツは?出ない時の対処法は?出さずに寝かせてもOK?

赤ちゃんはまだ自分でうまくゲップができないため、授乳後にはゲップを促してあげなければいけません。

しかしうまくゲップが出なかったり、ゲップが出ていないまま眠ってしまう事も。

また、ゲップは出たのに苦しそうで心配、ということもありますよね。

そこで赤ちゃんのゲップについて上手に出させるコツなどを解説していきます。

 

 

赤ちゃんのゲップはそもそもなぜ必要?

赤ちゃんに毎回ゲップをさせる必要があるのは、ミルクを飲む時に一緒に飲み込んだ空気を吐き出すためです。

赤ちゃんはミルクを飲む時、飲む量を調節することが出来ず、ミルクと一緒に空気もたくさん飲み込んでしまいます。

 

赤ちゃんの胃の形は、大人と比べてとっくりのような縦長の形をしており、胃と食道を繋ぐ部分の筋力もまだ発達していないため、吐きやすい構造になっているのです。

そのため、飲み込んだ空気をそのままにしておくと、眠っている間に吐き戻してしまうことがあります。その吐き戻しを防ぐためにゲップを出させるのです。

 

赤ちゃんのゲップはいつからいつまでさせる?

 

赤ちゃんがミルクを飲む量を自分で調節できるようになれば、ゲップを出させる必要はなくなります。

その目安には個人差があるのですが、だいたい首がすわりはじめる生後3〜5ヶ月頃がひとつの目安です。

首がすわるようになってくると、赤ちゃんの背中をトントンしたり、スリスリしてもゲップが出ない子が増えはじめ、大体7ヶ月頃になるとゲップは自分で出せるようになるでしょう。

ただし、ゲップがうまく出なくて苦しそうな様子や、出ない事により不快そうにしていたら、ママが上手くサポートをしてあげましょう。

 

 

赤ちゃんのゲップの出し方3つの方法

 

・縦抱きにして肩にかつぐようにだっこする

赤ちゃんをママの胸のあたりで縦抱きにし、赤ちゃんのあごをママの肩に乗せます。

片方の手で赤ちゃんを支えて、もう片方の手で赤ちゃんの背中をやさしくトントンしてあげましょう。

 

・膝の上に座らせる

赤ちゃんをママの膝の上に横向きになるように座らせます。

片方の手で赤ちゃんの頭と胸を支えるようにし、もう片方の手で赤ちゃんの背中をやさしくトントンしてあげましょう。

 

・太ももの上でうつぶせにする

ママの膝の上で赤ちゃんのお腹が下になるようにします。赤ちゃんの頭が赤ちゃんの胸の位置より高くなるようにして、背中をやさしくトントンしてあげましょう。

 

ゲップをさせるコツ

 

・背中をトントンするときは手を丸めてやさしく

ママの手を丸め、やさしく背中をトントンするのがコツです。

トントンする手を少し丸めることで、赤ちゃんにとってやさしい刺激になります。

それにより、ミルクを飲んだ状態の胃の中の気泡にピンポイントで衝撃が伝わりやすくなり、ゲップが出やすくなります。

また、ゆっくりではなく、リズミカルにトントンするとより効果的です。

 

・体勢を変えてみる

ゲップを出させる時に、ひとつの体勢だけではなく、色々な体勢に変えてみるのも良いかもしれません。

ただし、ゲップを出させるための時間は長くても3〜5分程度にとどめてください。

それ以上になると

『赤ちゃんの背中に過度に刺激となる場合がある』

『長時間の腹部の圧迫につながる危険がある』

という可能性がありますので、あまり長くひとつの体勢でとどめるのは控えましょう。

 

・横向きに寝かせる

3〜5分経ってもゲップが出ない時は、横向きに寝かせてみましょう。

赤ちゃんを横向きに寝かせる際、眠っている間の吐き戻しがのどに詰まるのを防ぐため、赤ちゃんの顔と体のどちらも横向きにして休ませてあげましょう。

丸めたバスタオル等を背中に差し込み、赤ちゃんの体全体を軽く傾けておくのがおすすめですが、あまり体を傾けすぎるとうつ伏せになってしまう場合があり大変危険です。

軽く傾ける程度にとどめ、その際、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

 

ゲップが出ないまま眠ってしまった時はどうすればいい?

 

あお向けか横向きに寝かせてあげましょう。

その際、赤ちゃんの首だけを左右どちらかに傾けておくと、万が一吐いてしまった時でも安心です。

赤ちゃんがミルクと一緒に飲んでしまった空気はゲップとして出せなくても、いずれ『おなら』となって排出されます。 

もし飲みながら眠ってしまっても、起こして無理にゲップをさせなくても大丈夫です。

 

ゲップが出なくて苦しそう、ゲップしたのに苦しそうな時は?

 

・右半身を下にして寝かせる

体の右側を下にした状態で、丸めたバスタオルを背中に差し込んで寝かせると、消化を促すので試してみてもいいでしょう。

その際も、上記の「ゲップを出すコツ」でも触れたように、赤ちゃんの体を傾けすぎるとうつ伏せになってしまう可能性があり、大変危険ですので、必ず軽く傾ける程度にとどめ、その際は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

 

・横向きに寝かせる

赤ちゃんの顔と体のどちらも横向きにして寝かせましょう。

その際、あらかじめ布団にバスタオルなどを敷いておくと、眠っている間に万が一吐き戻しをしてしまっても安心です。

 

 

まとめ

赤ちゃんにゲップをさせるのは、ミルクの吐き戻しを防ぎ、赤ちゃんのお腹の不快な症状を取り除く効果があります。

しかし、赤ちゃんによってミルクの飲み方も人それぞれであるように、ゲップの出し方にもそれぞれ個性があります。

中にはゲップがそれほど出ない赤ちゃんもいるので、ゲップが出ないからといってあまり神経質に考える必要はありませんが、

・体重が増えていない

・いつも機嫌が悪い

・なかなか眠らない

・なんだか元気がない

・おなかが張って苦しそうにしている

・頻繁に吐き戻しをする

 

などの症状があった場合は、病気が隠れている可能性も考えられます。

赤ちゃんの様子を見つつ、ママがもし不安を感じる事があれば、かかりつけの小児科へ相談してみましょう。

 

アイフルホームでは「子どもとの時間や空間を大切にした家づくり」をテーマに『キッズデザイン』という住まいをご提案しています。

お子様にとって安全で、家族みんなが快適に過ごせる暮らしに興味を持たれましたら、こちらから詳細をご覧ください。

キッズデザイン(子ども目線で家族みんなの生活を豊かに)

 

 

izumi
izumi

都内在住1児の母。転勤族。
こどもとの時間を大切にしつつ、
悩みがちな子育てママに寄り添った活動をしたいと模索中。

SHARE

この記事をシェア

ポストする
Facebook
で送る
LINE
で送る
URLをコピー

RELATED

関連記事

ベビーゲートを手作りする方法!簡単&安全な作り方と注意点

ベビーサークルはいつまで必要?使い終わるタイミングと卒業後の活用法

【小児科医監修】新生児の鼻づまり対策|正しいケアと病院受診の目安

WHAT’S NEW

新着記事

押入れがなくても大丈夫!毎日使う布団の収納テクニック

家づくりの間取り図にある「PS」とは?役割と注意点

ベビーゲートを手作りする方法!簡単&安全な作り方と注意点