手縫いの種類7選!裁縫の基本と縫い方を徹底解説

手縫いの道具

「おうち時間をどのように過ごしていますか?」と聞かれたら、なんと答えますか?

最近は自宅で過ごす時間を充実させるために、手芸や編み物に夢中になる人が増えているそうです。また、入学入園準備を控えているお子さんがいる人は「手提げ袋を用意する」「ゼッケンをつける」など、裁縫が苦手だなと思っていても、針と糸を使わなくてはいけない、避けられない瞬間があったりします。

そこで今回は、裁縫を趣味にしたい人や、手縫いが必要となり、基本を知っておきたいと思った人に読んでほしい、「手縫いの基本の縫い方」をまとめて解説します。

手縫いの種類は?基本を学ぶ

手縫いの種類は、想像以上にたくさんの種類があります。今回は基本となる7種類の縫い方を解説します。

なみ縫い

なみ縫い

手縫いの中で基本となる縫い方。「運針」とも言います。

  • 布2枚を中表に合わせる
  • 1針が0.3~0.4cm程度、両面が同じ針目の間隔になるように縫う
  • 縫い終わったら2、3回糸をしごき、布にしわがよらないようにする

比較的薄手の布に向いていて、仮縫いやミシンをかける前のしつけとして用いられます。

半返し縫い

半返し縫い

縫い目の補強や縫い始め、縫い止りの糸がほつれないようにするために用います。

  • 縫い進みながら1針戻ったところに針をさす
  • 2針先に針を出して縫う

きつくなったりゆるくなったりすると後から修正するのが難しいため、糸を引っ張る強さに注意しながら縫い進めます。少し伸びる素材の布地に向いています。

本返し縫い

本返し縫い

半返し縫いと一緒で、縫い目の補強や縫い始め、縫い止りの糸がほつれないようにするために用います。

  • 縫い進みながら1針戻ったところに針をさす
  • 1針先に針を出して縫う

半返し縫いよりも頑丈に縫うことが可能です。

まつり縫い

まつり縫い

裾や袖口などの折り代を始末する方法で、柔らかい布地や、裏地に動きを持たせて止めつけたい時に用います。針目を表面に目立たせたくない場合に向いています。

  • 表布をごく小針(織り糸1、2本)ですくう。※厚地の場合は布の厚み半分が目安
  • 上布端に0.1~0.2cm程、針を出し、間隔は0.5~0.7cm程で斜めに縫い進める
  • 縫い進めながら、下布を水平に1針(0.1cm程)すくう

糸を引き気味にすると表面がつっぱったように仕上がってしまうため、注意しましょう。ひと針ずつ針を抜かず、一気に針を抜くことも可能です。

奥まつり縫い

奥まつり縫い

まつった糸は裏面からは見えない仕上がりになる縫い方です。

  • 折り代の布端がほつれないようにロックミシンなどで始末する
  • 出来上がり線で折り上げ、1cm下をしつけで押さえる
  • 折り代をめくって、0.5cm奥側のところを流しまつりと同様にまつる

千鳥がけ

千鳥がけ

毛織物など折り代の布端を、裁ち目のまま止めつけるのに用いる方法。

  • 最初に布端1cmのところにしつけをかけておく
  • 糸を斜めに交差させ、0.5~1cmの間隔で上下を交互に左から右へ、返し縫いの要領で縫う

表面には小さな針目が1つ出る程度なので、柔らかい仕上がりになる縫い方です。ずれやすい生地や厚手の生地の裾上げなどにも用いられます。

かがり縫い

かがり縫い

布がざっくり織られてほつれやすく、ロックミシンが効果的にかけられない場合に、縫い代の端を手でかがって始末する方法です。

  • ほつれやすい布には、先に縫い代の布端0.3~0.4cmのところにミシンをかけておく(捨てミシン)
  • ミシンの糸も一緒にすくうように、0.8~1cm間隔で1針ずつ針を抜き、糸がつれないように斜めにかがる

これを知って手縫いをマスターしよう

手縫い

縫い方がわかったら、縫い始めと縫い終わりに必要な工程を押さえましょう。必要な工程は2つで、「玉結び」と「玉止め」です。これを知れば、手縫いをマスターできますよ。

玉結びとは

縫い始めの糸が抜けないように糸端に作る結び玉のことです。玉先の余計な糸は切りましょう。玉結びには2通りの方法があります。

A 針先に糸を2、3回巻きつけて針を引き抜き、糸を引き締める

B 糸端を人さし指の先に巻いて親指で糸をひねり、人さし指を抜いて糸を引き締める

玉止めとは

縫い終わりに糸が抜けないように作る結び玉のことです。針先に2、3回糸を巻きつけて針を引き抜き、糸を引き締め糸端を少し残して切ります。

お裁縫が苦手なママに!ケース別のおすすめの縫い方

体操服のゼッケンつけ

手作りワッペンや子どもの体操服のゼッケンつけ

子どもの通園通学グッズを準備するとき、体操着にゼッケンを付けたり、手提げ袋に自分の物と分かるようなワッペンを付けたりしますよね。

アイロンで付けられるものも多く販売されていますが、やはり洗濯を重ねるにあたり剥がれてきてしまうもの。アイロン+手縫いで補強をするといいですよ。

そんな時は、「まつり縫い」がおすすめ!強度があるのと、表面に縫い目が目立たないところがポイントです。

洋服が少し破れてしまった時は

生地の端から糸くずが出てこない「かがり縫い」がおすすめです。縫い目は見えてしまうので、糸は生地に合わせた色を選んだり、あえてポイントとして目立たせる色の糸を選んでも可愛いですよ。

転んで膝に穴が空いてしまったズボンなど、サイズアウトするまでもう少し着ていてほしいなと思った時に、ちょこちょこっと手縫いできるといいですよね。

「手縫い」を趣味や子育てに活かそう

頭ではわかっていても、実際に手を動かすと難しいこともあります。ぜひ、記事を何度も読み返して、手縫いをマスターしてくださいね。

おうち時間を有意義に。あなたも新しい趣味、始めてみませんか?

<参考文献>

「武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科 被服造形学研究室」制作 デジタル教材

池田夕起
池田夕起

横浜でゆるっと気ままな暮らしをしている二児のママ。
自宅やオンラインで離乳食や幼児食のレッスン、ママや子どもに向けたおやつ作り教室など開催。
時には保育士、調理師、栄養士など専門家も受講する離乳食講師を務める「離乳食の専門家」です。
 ー実績ー
離乳食インストラクター協会2級講座講師
離乳食レシピ提供
離乳食レシピはcookpad人気検索1位獲得経験有
かんたんおやつ教室(ママ向け・キッズ向け・親子クッキング)開催
子育てや食をテーマに多数メディアにて執筆

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