毎日使う食器の収納に悩んでいませんか?「引き出しを開けるたびにごちゃごちゃしている」「どこに何があるか分からなくなる」「せっかくのお気に入り食器がしまいっぱなし…」など、こんな悩みを抱える方は少なくありません。
この記事では、日々の家事をラクにする食器収納のコツから、100円ショップグッズを活用した整理術、さらにはおしゃれに見せるディスプレイ方法まで、実践的なアイデアをご紹介します。ぜひ自分のキッチンに合った収納法を見つけてください。
食器収納の基本原則
食器をスッキリ効率よく収納するには、いくつかの基本原則を知っておくことがポイントです。これから紹介する原則を取り入れるだけで、キッチンでの作業効率が格段に上がります。
カテゴリー別に分類する
食器収納の第一歩は、すべての食器をカテゴリーごとに分けることです。これにより、必要な食器をすぐに見つけられるようになります。
まずは大まかに「平皿」「深皿・ボウル」「カップ・グラス」「小鉢・小皿」などのカテゴリーに分けましょう。さらに、用途別(朝食用、来客用など)や家族別(子ども用、大人用)に分けると、より使いやすくなります。
似たような形状・用途の食器は同じ場所にまとめて収納することで、配膳時の動きがスムーズになり、片付けも簡単になります。
使用頻度で収納場所を決める
すべての食器を同じ頻度で使うわけではありません。使用頻度に応じた収納場所の振り分けが、日常の使いやすさを大きく左右します。
毎日使う食器は、取り出しやすい場所(腰から胸の高さ)に配置しましょう。例えば、朝食用のボウルやマグカップ、毎日の食事で使う茶碗や汁椀などがこれに当たります。
一方、来客用の食器や季節限定で使うものは、上段の棚や奥のスペースに収納するのがおすすめです。こうすることで、日常的な食器の出し入れがスムーズになり、キッチンでの作業効率が向上します。
取り出しやすさを優先した配置
食器収納で特に重要なのが「取り出しやすさ」です。いくら見た目が整っていても、使うときに苦労する収納では意味がありません。
重ねすぎは避け、最大でも3〜4枚程度にとどめましょう。それ以上になると、下の食器を取り出すのが困難になります。また、よく一緒に使う食器はセットで近くに配置すると、配膳時に必要な動きが少なくなり、効率よく準備できます。
食器を動かさずに取り出せる配置を意識すると、毎日の家事がグッとラクになります。特に忙しい朝の時間帯には、このような工夫が大きな違いを生みます。
毎日の使いやすさを考えると、収納だけでなく片付けのしやすさも重要です。家族みんなで取り組める片付けの工夫について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
掃除がしやすく、子どものお手伝いが叶うキッチンの片付け方法とは? | Sodate(ソダテ)
食器棚収納のテクニック
食器棚のスペースを効率的に使うことで、より多くの食器をすっきりと収納できます。ここでは、限られたスペースを最大限に活用するテクニックをご紹介します。
立てる収納で見やすさアップ
平皿や大皿は重ねて収納すると、下にあるものを取り出すのが大変です。そこでおすすめなのが「立てる収納」です。
専用の食器立てなどを使って、お皿を立てて並べると、一目で何があるか分かり、必要なものだけを取り出せます。100円ショップで手に入るワイヤーラックや仕切り板も、立てる収納に大活躍します。
特に大皿やプレートは立てる収納が効果的で、引き出しタイプの食器棚では、仕切り板を使えば立てて収納できるのでおすすめです。見た目もすっきりとして、整理整頓された印象になります。
引き出し内の仕切り活用術
引き出し内の食器収納で最も重要なのが「仕切り」です。仕切りがないと、食器同士がぶつかったり、スペースを無駄にしたりしてしまいます。
カトラリー(フォークやスプーンなど)は専用の仕切りケースを使うと整理しやすくなります。また、小皿や小鉢は、浅いボックスやトレイで仕切ると、種類ごとに分けられて取り出しやすくなります。
100円ショップの仕切りボックスやプラスチックケース、木製の仕切り板などを組み合わせれば、引き出しの大きさに合わせたカスタマイズも可能です。使い勝手だけでなく見た目も美しく整うので、引き出しを開けたときの満足感も違います。
デッドスペースを有効活用する方法
キッチンには意外とデッドスペース(未使用の空間)が存在します。これらを見つけて活用することで、収納力を大幅にアップできます。
食器棚の棚板と棚板の間に高さがある場合は、ラックやスタンドを追加して二段収納にすると効果的です。また、シンク下のキャビネットや吊り戸棚の奥行きを活かすには、引き出しタイプの収納ボックスが便利です。
キャビネットの扉裏も見逃せないスペースです。専用の扉裏収納ラックを取り付ければ、ラップやアルミホイル、キッチン小物などを収納できます。壁面の空きスペースにウォールラックを設置すれば、よく使う食器や見せたい食器の収納場所になります。
シンク下はデッドスペースが多く、工夫次第で収納力が大きく変わる場所です。より具体的なシンク下収納のアイデアを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
シンク下の収納アイディア!調理器具や食器収納のおすすめアイテム | Sodate(ソダテ)
おしゃれに見せる食器収納テクニック
食器収納は機能性だけでなく、見た目の美しさも大切です。特に、オープンシェルフや見せる収納を取り入れれば、キッチンがカフェのようなおしゃれな空間に変わります。
オープンシェルフを活用したディスプレイ収納
オープンシェルフは、使いやすさとインテリア性を兼ね備えた収納方法です。普段使いの食器や見せたい食器をディスプレイすれば、実用的でありながらキッチンのアクセントにもなります。
色や形状で統一感のある食器を選んでディスプレイすると、まとまりのある美しい見せ方ができます。白い食器や木製の食器、ガラス製の透明な食器などは、どんなキッチンにもなじみやすいのでおすすめです。
また、オープンシェルフにはあえて余白を作ることで、詰め込みすぎない洗練された印象に仕上がります。使用頻度の高い食器だけを厳選して置くことで、実用性も高まります。
統一感のある収納ボックス選び
収納ボックスは実用的なだけでなく、キッチンの雰囲気を決める重要なアイテムです。デザインや素材にこだわることで、食器収納がグッとおしゃれに見えます。
素材で統一感を出すなら、すべて同じ素材(籐かご、木箱、布製ボックスなど)を選ぶのがコツです。色で統一するなら、キッチンのカラーに合わせた色味や、あえてアクセントカラーを取り入れるのも効果的です。
特に見せる収納の場合は、ボックスそのものがインテリアの一部になるので、デザイン性の高いものを選びましょう。ラベルをつけると中身が分かりやすくなるだけでなく、カフェやお店のような雰囲気も演出できます。
さらに、メーカー別の収納ボックスの特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
パントリー収納ボックス|ニトリ、無印、IKEA、カインズ、100円ショップを比較 | Sodate(ソダテ)
カフェ風キッチンを実現する配置術
多くの方が憧れるカフェ風キッチンは、食器の見せ方と配置に秘訣があります。少しの工夫で、おしゃれなカフェのような雰囲気を自宅でも楽しめます。
まず、コーヒーカップやマグカップなど、デザイン性の高い食器を見せる収納にするのがポイントです。同じシリーズや色味で揃えると統一感が出ます。また、木製トレイや布ランチョンマットなどの小物と組み合わせれば、よりカフェらしい雰囲気になります。
壁に取り付けるウォールシェルフやレールを活用すれば、カップやプレートをおしゃれに飾りながら実用的に収納できるスペースになります。グリーンを少し取り入れたり、お気に入りの食器を主役にしたりすることで、毎日の食事タイムがより楽しくなります。
100円ショップグッズを活用した簡単収納アイデア
食器収納を改善するのに、高価な収納用品を購入する必要はありません。100円ショップで手に入る便利グッズを活用すれば、低コストで効果的な収納が実現できます。
プラスチック収納ケースの活用法
100円ショップの透明プラスチックケースは、食器収納の強い味方です。透明なので中身が一目で分かり、サイズも豊富なため用途に合わせて選べます。
小さめのケースはカトラリーや箸置きなどの小物収納に、大きめのケースはラップや保存袋などのキッチン消耗品の収納に適しています。また、蓋付きタイプなら、使用頻度の低い季節限定の食器をホコリから守りながら収納できます。
同じシリーズのケースを使うと見た目の統一感が生まれ、収納棚全体がすっきりと整った印象になります。特に引き出し内の収納に使えば、小分けにしたカテゴリーごとに取り出せて便利です。
ワイヤーラックとスタンドの便利な使い方
100円ショップのワイヤーラックやスタンドは、食器の立てる収納や二段収納に最適です。種類も豊富で、用途に合わせて選べるのが魅力です。
シンプルなワイヤーラックは、お皿を立てて収納するのに便利です。また、ミニサイズのラックを使えば、小皿や取り皿を効率よく収納できます。調味料ラックを応用して、マグカップを引っ掛けて収納する方法も人気です。
キッチンカウンターやシンク周りにも活用でき、よく使うコップや小皿を手の届きやすい場所に置いておけば、日常使いがとても便利になります。また、ラックの高さを活かして食器棚内で二段収納を実現すれば、限られたスペースを最大限に活用できます。
突っ張り棒で作る簡易ラック
突っ張り棒は、100円ショップアイテムの中でも特に応用範囲が広いアイテムです。食器棚内に横向きに設置すれば、さまざまな収納アレンジが可能になります。
食器棚の中に突っ張り棒を2本平行に設置すれば、お皿を立てて収納するための台になります。また、キャビネット内に突っ張り棒を設置すれば、まな板やトレイを立てて収納できるスペースができます。
吊り戸棚の下に突っ張り棒を設置して、S字フックをかければ、マグカップや計量カップを吊るす収納になります。これは省スペースで見た目もおしゃれな収納方法です。特に賃貸住宅では、壁に穴を開けずに収納スペースを増やせる点が大きなメリットです。
まとめ
食器収納は、単に物を片付けるだけでなく、毎日の家事効率や暮らしの質に直結する大切な要素です。この記事でご紹介したように、カテゴリー別の分類や使用頻度に応じた配置、100円ショップグッズの活用など、ちょっとした工夫で食器収納は格段に使いやすくなります。
また、暮らしに合った収納方法は人それぞれ異なります。こちらのページでは、それぞれの希望や暮らし方、住まいの形によって異なる収納の考え方やポイントを紹介しています。ぜひ今後の住まいづくりの参考にしてみてください。
アイフルホームでは、「性格」「場所」「暮らし方」の3つの視点から、お客様一人ひとりに最適な収納方法をご提案しています。理想の住まいを実現するために徹底的に寄り添ったサポートを行っていますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。